Menu Content/Inhalt

フォントサイズ変更

A+ | A- | Reset
ESR測定 プリント

ESR測定の対象と応用例

  対象 不対電子の所在 代表的応用例
1. 磁性体(強磁性体、反強磁性体、常磁性体) 磁性イオンのd,f 軌道 YIC、フェライト、MnO、磁気バルブ記憶素子、光変換素子
2. 金属 伝導バンド(金属表面) アルカリ金属、Cu、Al
3. 半導体 伝導バンド、不純物準位 グラファイト、カーボンファイバー、Si、Ge、GaAs、a-Si(ダングリングボンド)
4. カラーセンター F, U センター アルカリハライド結晶、石英
5. 錯体、無機化合物 金属イオンのd,f 軌道 Ti3+、VO2+、Mn2+、Fe3+、Co2+、Cu2+、Gd3+
6. 気相のフリーラジカル 原子、分子の軌道 H、N、O2、NO
7. 活性フリーラジカル SOMO O2、・OH、ROO・、一重項酸素
8. 有機ラジカル SOMO DPPH、TEMPOL、スピンラベル剤、スピンプローブ剤
9. 高分子化合物 重合系の成長ラジカル MMA、酢酸ビニル
10. 有機金属 HOMO、LUMO、伝導バンド TTF塩、TCNQ塩
11. 金属酵素、金属蛋白、血液 金属イオン、配位子、結合活性酸素種 HRP、ヘモグロビン、フェレドキシン
12. ビタミン、補酵素 ラジカル、金属イオン ビタミンB12、C、E、K、NADPH
13. 血液成分、組織、食品 光、熱、圧力損傷位置 メラミン、過酸化脂質、膜
14. 化石、岩石 宇宙線損傷位置、CO3、CO2 歯、人(獣)骨、貝、サンゴ、石英の年代測定
15. 石炭、石油 C・、COO・、VO2 石英の風化、石油の変性
16. 宝石 C・、NO2、メラニン、不純物金属イオン ダイヤモンド、ルビー、真珠、宝石の品質検査
17. 炎、燃焼ガス ラジカル ガス検査、溶存ガス

注:弊社では受託測定を致します。お問い合わせください。

ESR評価の目標

  *構造論
1. ラジカル分子・励起分子の構造と電子状態
2. 錯体・錯イオンの構造と電子状態
3. 論理化学(量子化学)での検討
  *物性論
1. 磁性・導電性の機構と相転移
2. 格子欠陥・ガラス・液晶・溶液論
3. 機能性材料の構造と機能発現
4. 物性理論・理論化学(統計物理化学)での検討
  *反応論
1. 化学反応機構と速度論
2. 化学反応の中間体検出
(物理化学、有機化学、無機化学、生化学、高分子化学、電気化学、光化学、放射線化学、燃焼化学などの分野)

ESRを測る有効な方法

  *物理的方法
1. γ線・X線などによる放射線照射
2. 光分解・光励起
3. マイクロ波放電・超音波切断
4. 電子線照射・イオン注入
5. 熱分解・燃焼・炎
  *科学的方法
1. ラジカル合成:中性ラジカル、イオンラジカル
2. 化学酸化:濃硫酸、CF3COOH、SbCl5、AlCl3、Ag2O、AgClO4、PbO2、I2、Br2などの酸化剤
3. 化学還元:アルカリ金属、SbCl3、LiAlH4、Znなどの還元剤
4. 電気化学:電極反応による酸化・還元
5. 不安定ラジカルとの反応:Ti3+/H2O2
6. 吸着:アルミナ、シリカゲル、ゼオライト
7. 電荷移動錯体:TTF、TCNQ、TCNE
8. スピントラップ法:ラジカル補足
9. スピンプローブ法とスピンラベル法:ラジカル付与